頭皮のフケ・かゆみについて
皮膚の表面、つまり人間の体の一番外側はケラチンというタンパク質でできた角質層という大変丈夫な膜で覆われており、
この膜の表面は外界のいろいろなものと接触するので、すり減ったりはがれ落ちたりします。そのために常に新しい角質層を作って補充しなければなりません。
新しい層ができますと、その上の古い層はやがてはがれ落ちていき、それによって角質層は厚さが一定に保たれているのです。
頭からはがれ落ちた角質層は「ふけ」、その他の部分からのものは「あか」と呼ばれています。それゆえに、ふけが出ることは必ずしも異常なことではなく、
健康な人でも見られます。したがって、問題となるのは、ふけが著しく多かったり、急に増えたり、かゆみを伴ってくる場合です。
誰でも洗髪を怠ると、ふけが増えたりかゆくなったりしますが、それらの症状はあまり強くなく、頭を洗えば治り、異常とはいえません。
ふけが異常に増えたり、かゆみが出たりすることは、頭の皮膚にかぶれや湿疹、あるいは真菌と呼ばれるカビが生えたりして、そこに炎症が起きていることを意味します。
近年、OLや中高生などに「朝シャン」
といって、毎朝シャンプーをするのがはやっているようですが、そのためと思われるふけやかゆみが出てきている人が多くみられます。
頭の皮膚は赤くなってふけが増え、ひどい場合は髪の毛も細くなっています。
低刺激性のシャンプーに変えて下さい。
また、おしゃれ染めでかぶれる人も最近増えており、かゆみや赤み、ブツブツなどの症状が強いのが特徴です。
頭はまた、顔や脇の下、外陰部などと同様に皮膚の脂せんの活動が活発なため脂漏部位と呼ばれており、皮脂の刺激による湿疹が出やすい場所です。
頭の皮膚や赤くなり、ふけやかゆみを伴います。副腎皮質ホルモン剤の塗り薬がよく効く反面、再発しやすい慢性の病気です。
さらに、白癬菌という真菌の一種が頭に感染することがあります。赤み、ブツブツ、ふけ、かゆみが出、菌の検査をして抗真菌剤を塗って治療します。
頭のふけ、かゆみは原因として、以上述べたように、かぶれ、湿疹、白癬などが考えられます。
(あとは、医師に相談して下さい。)